支持率なるもの

ひと口に「支持率」と書いたところでいろいろあるので、政党…政権のそれについて書いてみようと思う。


現状、安倍政権の支持率は４割と少しだという。
不支持率は３割後半、数字だけ見れば政権を支持している人の割合のほうが多い。

聞くところによれば、安倍政権の強固な支持層…何があっても断固支持する！という人たちは全有権者の３割程度いるらしい。対して、その真逆にいる人たちも同じくらいの割合で存在するそうだ。

つまり、大まかに見れば安倍政権の支持率は最高で７割ということになる。残りの３割は不動の不支持層だからだ。

今の支持率が４割と少しということは、強固な支持層に加えて、その時々の風向きでどちらにでも付く、いわゆる“浮遊層”のうちの１割程度が支持する側に付いていて、残りの約３割のうちの１割弱が不支持層の側に付いたに過ぎない。どちらにも付かなかった残りの層の意思は不明だが、明確に支持でも不支持でもなかったことに違いはない。

マスコミは下がった！下がった！、危ないぞ！なんて言っているが、本当に危ないと言えるのは３割程度いるという強固な支持層が離れたときである。

他が選択肢にならない現状では、安泰とは言えなくも、まだ危機的状況とは言えない。

野党と言えば、文句を言うだけとサボってばかり…脅威にならないのだから政権も好き勝手やるでしょうよ。
まともな野党が存在しないから、こういうことになる。