職場に1人、ネグレクトされて育った子がいるのだが。

常識はずれというか、物事の善悪の区別がつかない。

この職場に来てからというもの、さまざまなトラブルを起こしてくれた。
やって良いことと悪いことの判別ができなかったからで、僕らの目には「奇行」としか映らなかったアレコレは彼にとっては、ここでやっていくために必要な試行錯誤でしかなかったのだとつい最近分かった。

学校はちゃんと出たようだが、学校での生徒指導なんて、たかが知れている(内部に身を置いて痛感した)。
家庭その他で学ぶことのほうが学校でのそれよりもウェイトが大きい。学校にいる時間よりもそれ以外での時間のほうがずっと長いからだ。

そこでネグレクトされていたら正直、お手上げ。

身体は大きくとも、その精神は子供…20才児。

好むと好まざるとに関係なく、そういう環境で育ってしまったことには同情するけれど。

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