山菜採りの血が騒ぐ?
2019年3月23日 エッセイ コメント (4)山村に生まれ育ち、小さな頃から山菜採りをしていたせいか、村を離れて何年にもなるにもかかわらず、この時期になるとうずうずし始める。
中学生の頃まで毎年、山菜採りに出かけていた。
山や川が遊び場だったし、学校の裏山にも授業の一貫で(先人の通した用水路があったのだ)足を踏み入れていたので「ちょっとハイキングに~」という感じでいた。
そんなだったから、ある程度は山菜の区別がつく。
どこに行ったら何が有るのかもだいたい見当がつく。
ところで…、
自分だけの採取地はたとえ親兄弟であっても教えない、というのを聞いたことがある。
祖父は毎年、大人の小指ほどの太さのぜんまいを採ってきていた。
どこに行ったらそんなものが…と思って聞いてみたのだが、やはり教えてはもらえなかった。ただ、断崖絶壁、まともに掴まるところもない、落ちたら終わりなところで採っているようなことを言っていた。
昔読んだ『少年時代』という漫画(戦中の富山が舞台!)に「山菜というのは、山奥の崖みたいなところに生えているんやぞ」というような記述があったが、実はこういうのはほぼぜんまいだけで、独活やタラの芽、スス竹などはお散歩コースみたいな場所でも採取できる。
無理して山に分け入る必要もない。
だから子供でも戦力になったというわけだ。
山菜をタダで入手できるというのは、その地域に住む者の特権である。食卓が山菜で賑やかになるので、毎年この時期が楽しみだ。
中学生の頃まで毎年、山菜採りに出かけていた。
山や川が遊び場だったし、学校の裏山にも授業の一貫で(先人の通した用水路があったのだ)足を踏み入れていたので「ちょっとハイキングに~」という感じでいた。
そんなだったから、ある程度は山菜の区別がつく。
どこに行ったら何が有るのかもだいたい見当がつく。
ところで…、
自分だけの採取地はたとえ親兄弟であっても教えない、というのを聞いたことがある。
祖父は毎年、大人の小指ほどの太さのぜんまいを採ってきていた。
どこに行ったらそんなものが…と思って聞いてみたのだが、やはり教えてはもらえなかった。ただ、断崖絶壁、まともに掴まるところもない、落ちたら終わりなところで採っているようなことを言っていた。
昔読んだ『少年時代』という漫画(戦中の富山が舞台!)に「山菜というのは、山奥の崖みたいなところに生えているんやぞ」というような記述があったが、実はこういうのはほぼぜんまいだけで、独活やタラの芽、スス竹などはお散歩コースみたいな場所でも採取できる。
無理して山に分け入る必要もない。
だから子供でも戦力になったというわけだ。
山菜をタダで入手できるというのは、その地域に住む者の特権である。食卓が山菜で賑やかになるので、毎年この時期が楽しみだ。
コメント
僕らにとって、山菜は野山で採取してくるものでしたから、スーパーその他で買い求めたことはありません。村を離れて独り暮らしを始めてからですよ、山菜の天ぷらを買ってみたのは。
油の所為かな…。
せっかくの山菜も、衣がまずくて…。
自分で揚げた、あの味。
応えられません。(*^^)v
スーパーの山菜の天ぷら、こちらも不味いです。
煮物はまだ良いですけれど。