戦後まもなくお祖父様の元に嫁いできた母方の祖母。

最初の大仕事は、戦争で疲弊した領民の子達の面倒を見ることだったという。
空襲も受けることのない農村だったが、衣食に困る家が多かったと分かる。多いときで20人近くのお世話をしていたらしい。その中には学校に通う子達もいたので、毎日16、7人分のお弁当を作って持たせていたとか。ドラマなどにあった、「その服を脱いでその子にあげなさい」というのも実際に何度かあったと母から聞いた。

そんな祖母だったからだろう、後年になって僕や7つ上の従兄がたびたびやって来ることになっても喜んで受け入れてくれたのは。

祖母は両親を除けば僕の最大の支持者だった。



コメント

アミ
2019年2月11日13:30

ジンさんがおばあさまのこと、お話しなさると、いつも思います。
いいおばあさまだったのだな~と。
我が孫たちも、私の事、そんな風に思い出してくれるかしら…。
自信ないな!(-_-;)

新生! 猫谷ジン
2019年2月11日13:58

それだけに直接の恩返しがあまり出来なかったのが残念です。


アミさん、何を仰いますか。
アミさんのエッセイからご家族の皆さんやお孫さんたちに慕われているのがよく伝わってきますよ。

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